この一年に思いを巡らせる

おしらせ/幼稚園の生活

決意の美登里幼稚園の入園から早一年、気付けばもうそれを超える月日が経ちました。娘はももぐみからきぐみに進級し、幼稚園生の母としても2年目となりました。

心配した年中さん、きぐみへの環境変化でしたが、娘は特に不安定になる様子もなく、新しい担任の先生にも親しんでいる様子で、それまでの日々の延長線として無事に「進級」を通過できたことに安堵しています。

振り返ると、入園当初は親子ともにネガティブな気持ちを抱えていたなあと思います。

そもそも美登里幼稚園を検討したのは、通っていた小規模保育園の卒園を控えていたことがきっかけでした。園の方針や環境に大きな魅力を感じながらも、共働きであること、自宅から近くはないこと(自転車でいくつかの坂を超え10分ちょっと)、お弁当作りが必要なこと等、娘を3年間通わせるには我が家にとって高いハードルがいくつかありました。それでも入園を決めたのは、親にとってではなく、娘にとって良い環境とは何だろうと自分なりに考えた結果でした(園長先生に入園面接をして頂いたのはすでに3月の後半になっていました(汗))。

迷った結果の決意の入園後、4月の1日から幼稚園より一足先にみどりクラブが始まりました。娘は徐々に、以前の保育園を懐かしむ言葉を口にしたり、お迎えに行っても一人で絵本を眺めていたり、帰り際に「皆にバイバイしないの?」と言うと無言で怒っているかのようにカバンを持ってさっさと歩いて行ってしまったり、娘の切ない心の様子がうかがえました。そして、親の私もまた、それまでの保育園の環境との違いにとまどったり、不安に思ったりすることがありました。

ですが、人間って慣れるのですよね。もちろん、先生方のサポートやお友だちあってこそですが、娘は寂しそうな4月の様子から、5月の遠足ではお友だちと楽しく遊ぶ姿が見られ、6月7月とさらにお友だちも増え、どんどん幼稚園に馴染んでいっているようでした。確か初夏の頃、お迎えに行くと園庭の奥から大きな笑顔で駆け寄ってきた姿は、その時の自分の安心感とともに心に焼き付いています(子どもが園庭で無邪気に遊ぶ姿は何とも癒され、それを見られる美登里幼稚園って良いなあと思う一瞬です)。

そして、親の私も同じです。「絶対無理だ」と思っていた毎日のお弁当作りも、雨風を問わない自転車での送迎も、目の前の環境に応じて試行錯誤しながら、時短レシピを検索したり、自転車での装備もどんどん重厚になっていったりと、適応していっているわけです。

今、娘は自転車の後部席で園歌を大声で歌ったり、自宅ではお友だちへのお手紙やプレゼント作りに精を出したり、少し寂しいですがあんなに懐かしんでいた保育園のことも「小さかった頃のこと」と思い出化しているようです。

つらつらと思い出話を書きましたが、この4月にも新しいももぐみさんが入園されて、その子どもたち、そして保護者の方をお見掛けすると、1年前の自分たちを思い出して、思いを馳せることがあります。皆さん、どんな思いで入園を決められて、どんな気持ちで新しい春を過ごされたのでしょうか。

この美登里幼稚園で過ごせる時間はたった3年間。我が家の場合はあと2年、可愛いかわいい幼少期が終わってしまうのもあと2年(寂しい)。

この1年があっという間だったように、これからもきっとあっという間なのでしょう。日々の暮らしの中では色々なことがありますが、大切に大切に過ごしていきたい、三丁目坂を駆け抜けながら時折しみじみ思うのです。

きぐみ保護者 A・S