行きたくない

おしらせ/幼稚園の生活

幼稚園やだ!
夏休み明け頃から、娘は毎朝眉間にシワを寄せて口をへの字に結んで、
幼稚園の玄関ではママがいいと手や服をものすごい力で掴んで離してくれません。

しかしそんな朝の様子からは想像できないほど、お迎えの時は、今日は何をして遊んで、これが楽しかった、あれをやってみたとマシンガントークが止みません。

それでもやっぱり朝になると眉間にシワを寄せて、、、そんな日々の繰り返しに、
しばらく付き合ってみたらいいのか、ふりほどいて立ち去った方がいいのか、いっそのこと休んでみるのがいいのか等々、悩むことも。

思えば子育ては悩みの連続です。
食べ物のこと、言葉のこと、友達とのトラブル、兄弟喧嘩、親子の関わり方、子供が生まれてこの方ずーっと悩んでいる気がします。

そんな悩み多き子育て期の真っ只中に、
幼稚園に入って一番ありがたいなと感じたことは、親の自分が、1人じゃないと思えることでした。

悶々とした気持ちも、送迎で会う保護者と挨拶を交わし、何気ない会話に沢山の元気をもらいます。1人で悩んでいたことも、ぽろっと話すと、うちもそうだったよーと少し気持ちが軽くなり、意外な解決の糸口が見つかることも。
美登里幼稚園の保護者の方は、大らかで、温かな方が多く、自分の子供だけでなく、他の子供たちのことをとてもよく見てくれていて、親の知らない子供の姿を教えてもらうことで、そんな一面もあるのかと安心することもしばしばです。
「きっとこれを乗り越えたら大きな自信になる!どんな場所でだって、あの時大丈夫だったからって乗り越える力になると思わない?」とそんな言葉に何度も背中を押してもらい、毎朝を乗り切っている日々です。

そして何より、子供の揺れる毎日を、
寄り添い、受け止めてくれる先生方。

いつも沢山の遊びの引き出しから、楽しそうなことを提案して、
少しでも楽しかった時間を重ねられるように考えて下さいます。

それでも不安でたまらなくて、何をしても思い出して涙が出てきてしまう日、膝に乗せて、手を繋いで、先生の行く場所行く場所に、一緒にくる?と1日中そばにいさせてくれた日があったそうです。

ビオトープに落ちているどんぐりをひたすら拾ったり、
うさぎにえさをあげたり、
手裏剣を何十個も作ったり、
トイレットペーパーの芯を何個も何個も繋げたり、
絵本を読んだり、
ピカピカの泥団子や、
ペットボトルの蓋に砂を入れてツルツルにしたり、

お友達と遊ぶ気にならない時も、
いろんな過ごし方があるようです。

そんな日々を経て、
手作りのアイスクリーム屋さんのチケットが何十枚も入っていたり、
同じ紙飛行機が他のお友達のカバンにも沢山入っていたりすると、

少しずつお友達との関わりが出てきたなと感じます。

どんな時も、焦らずその時を待って、
信じて見守ることで、きっと乗り越えていく。

その渦中にいるときは、親も子も不安で揺れてしまうけれど、ここにはその不安を受け止めてくれる先生も、保護者も、友達もいる。

いつも、
大丈夫、受け止めます。
と言う先生の言葉に、
今日も全幅の信頼を乗せて、
悩み多き日々を駆け抜けていこうと思います。

年中組保護者 K