本格的な暑さを迎えた七月、夕涼み会が開かれました。
夕刻に再登園した子どもたちは浴衣や甚平に身を包み、園庭には〈おかし・ジュースやさん〉〈うちわやさん〉〈てづくりひんやさん〉〈ゲームコーナー〉の台が設けられて、さながら夏祭りの趣きです。

年長さんはお買い物を楽しむだけでなく、憧れていた「お店やさん」も担当します。
息子が係を務めるゲームコーナーを訪れてみると、一生懸命書いたであろう射的のルールが掲示され、ロケットランチャーも的も景品も手作り。その創意工夫に驚かされました。
一人の子がお客さんに説明し、別の子がお手本を示し、また別の子が景品の手裏剣が入った籠を提げて、とチームワークもばっちり。
あっという間に行列ができ、多くのお客さんに喜んでもらっている姿を、微笑ましく見守りました。

後日、保護者会では先生が準備期間についてお話しくださいました。
初めは思い思いに意見を出すばかりだったところから、希望が叶わず涙しても気持ちを切り替えた子、さりげなく他の子に譲ってあげた子、皆を引っ張って意見をまとめ上げた子などのエピソード、そして次第に皆が心を合わせ、買い出しや製作をやり遂げた過程を知って、目頭が熱くなりました。
夏の思い出を胸に刻みつつ、子どもたちを支えてくださった先生方に感謝いたします。

年長組保護者M