今年度よりブログ係になりました年少クラスの保護者です。
これから同仁美登里幼稚園の各イベントの魅力を伝えてゆきたく思いますので皆さんよろしくお願いいたします。
それにしても、ある程度の範囲のコミュニティに向けて自分の個人的な体験を発信するのは学生時代ぶりです。この体験、何かに似てるなあと思ったら古に隆盛を誇ったソーシャル・ネットワーキングサービス「ミクシィ」でした。◯◯さんは大切なマイミクさんです。
さて、時は令和7年5月17日、場所は新宿御苑千駄ヶ谷門に近いこども広場、晴天の下、赤い帽子の集団現れり。その名も同仁美登里幼稚園もも組、入園して初の親子イベントとなるこの日、西軍の大将はA先生、東軍の大将はM先生、両者の元に大小さまざまな親子約100名が集い満を持して春の親子遠足の火蓋が切って落とされたのであった(ゴールデンウィーク中に「平成たぬき合戦ぽんぽこ」を娘の希望で3回も見たおかげでつい口調が高畑勲のナレーションっぽくなってしまいます。ご容赦ください)。

この日はお天気に恵まれ、気温は5月中旬ながら25℃前後と初夏のような陽気となりました。
到着した順に受付をし、レジャーシートを好きな場所に広げて遠足スタートです。
ところでみなさん、幼稚園に入ってからの子どもの就寝時間、いかがでしょうか。
娘はというと保育園のお昼寝がなくなったためか降園後帰りの自転車ですでにウトウト、そこでは本格的に寝に入らずにごはんを食べて19時就寝、の時もあれば小一時間で起き20、21時に再び就寝、の時もあれば、ウトウトからそのまま朝まで(起こすとブチ切れて泣き、寝る)爆睡、の時もあればなんと23時ごろ起き出してヒャッハー!状態になり、親の睡眠時間を盛大に削りながら踊り遊び日付が変わった頃に寝る……の4択の地獄のロシアン・ルーレットなのです。睡眠リズムが不規則になっているのが心配なのですが、生活に慣れたら変わってくるのでしょうか……。
遠足の前日は運悪く4択中最悪の結果となり、娘は23時に目を覚まし絵本を10回読ませた挙句外に遊びに行きたいと騒ぎ、夫と私の狸寝入りも虚しく、読めば必ず幼児が寝ると噂の『おやすみロジャー』も音読拒否、結局寝たのは深夜0時ごろ、しかし朝は朝できっちり6時に起き出し「朝だよー!」と我々を叩き起こすと言う大変ヘビーな状態、おかげで私はとても睡眠不足、本当であれば今すぐ敷いたばかりのレジャーシートにダイブして寝たい。でも他の親御さんたちと先生方の手前、それはできない……と朦朧とした意識で葛藤しておりました。親になってから「親としての体面」と「個人としてのエゴ」の間で悩むことが増えました。成長とは、成熟とは、そういうものだと知ってはいても眠いです。
さて、前置きが長くなりましたが、ことりグループとうさぎグループに分かれ、先生方主導のもと、手遊び歌や「自己紹介ゲーム」、「こんなことできますかゲーム」などのレクリエーションが始まりました。

初めて参加する保護者の方やお友だちもたくさんいて、きっと少し緊張されたかと思いますが、子どもたちはいたってフリーダム。脱走する子もあれば始終おんぶ+抱っこの子もあり、ブルーシートに戻る子もあり……ですが、すでに同仁美登里カルチャーに慣れている保護者の方々は「まぁこんなもんでしょ」と鷹揚な心構え。カオスのうちに終わりましたが無問題、青い空の下、皆で集えただけでも御の字です。

娘はというと、暑いので水筒のお茶をがぶ飲みし、トイレに行きまくり、気づいたらレクは終わっていました。ブログ係としては「レクもすっごく楽しかった!」と書きたいところですが、レクに参加していた時間よりトイレに走っていた時間の方が長く……とはいえ、ほんの少しですが幼稚園からのお友だちや保護者の方とも触れ合え、楽しい時間でした。
さて、お弁当の時間です。これまで他のご家庭のお弁当を見たことがなかったので、親としては大変参考になりました。

と言いつつ皆すごい勢いで食べ終え、あまり観察する時間はなかったのですが……。
うちは9割型夫がお弁当担当なのですが、夫は大張り切りで朝起き出したものの、娘に「関口パンとパパのお弁当どっちがいい?」と尋ねたところ「関口パン」と答えられて泣いていました。みんな大好き関口パン。
この日、夫はお弁当が痛まないかをとても気にしていました。
子供の頃、祖母が作る遠足のお弁当はとても美味しかったのですがどうにも普段に比べて味が濃く、子ども心ながらに「なんで遠足の時だけこんなにしょっぱいんや」と疑問に思っていましたが、親になった今、あれは暑さの中でお弁当が痛まないための工夫だったのだとわかります。自分が親になって初めて知るありがたみ。アーメン。
しかし娘はお弁当よりもお友だちと遊ぶことの方に関心があるらしく、あっという間に原っぱへと駆け出してゆきました。
お友達だちと池を見て「海だよ!プールだよ!川だよ!」と叫んだり、

アリの巣を眺めて「触ろうよ」派と「かわいそうだからほっとこうよ」派に分かれてバトルが勃発したり、

いただいたシャボン玉を飛ばしたり、

それぞれのご家庭が持ち寄ったおやつを交換したり・・・と遠足ならではの楽しみがありました。

正直、来る前は「同仁美登里は素晴らしい園庭があるのだからわざわざ御苑に来る意味があるのか」と1ミリくらい思っていました(すみません)が、来てみると、パノラミックな景色の中、子どもそれぞれが自然の中でそれぞれの喜びや関心を見つけ、キラキラと目を輝かせて遊ぶ姿は大変愛らしく「毎日でも来たい!」と完全に考えが変わりました。
広場に同仁美登里の帽子を被った子どもたちが150名ほど集結した姿はさながら「ウォーリーを探せ」状態で圧巻であり、きぐみ・みどりぐみのお兄さんお姉さんたちの遊び方も拝見できて大変興味深く、来年再来年は娘もこうなるのかあ……と少し先の未来に想いを馳せたりもしました。
親としても、他の親御さんたちと久々に集い「江戸川橋周辺の子連れでも入りやすい美味しい飲食店」についてなど情報交換に興じられ、大変リフレッシュでき、気がつけばあっという間に2時。
ドキドキの初イベント、帰りは体力が持たず寝落ちした14キロの塊を抱え、地獄のように長い飯田橋駅のホームを死にそうになりながら歩いて「やっぱり毎日は無理だな」とまた考えを変え、しかしこれからもこの集団でたくさんの多彩なイベントを体験できるのだなと思うととても楽しみであり、改めて同仁美登里幼稚園に入ってよかったなと思えた1日でした。
(年少組保護者 P.N.母のはしくれ)