娘は、年中さんになったこの春、0歳から通っていた保育園から、美登里幼稚園に転園しました。
美登里幼稚園では、保護者の活動として「ひつじの会」があり、その中の一つに「絵本の読み聞かせ係」があります。
初めて参加した日、「仕事の合間、無理のない範囲で…」のつもりが、終始すっかり楽しんでいる自分がいました。
保育園から幼稚園に変えることに迷いもありましたが(特に毎日のお弁当…)、
入園前にこのブログを読み、在園の方々のリアルな声に強く共感し、背中を押されたのをよく覚えています。
文字通りブログを読み漁って、娘の幼稚園生活のイメージを膨らませておりました。
この経験が、今回の記事を書くきっかけにもなりました。


初めてのことは、大人もちょっぴり緊張しますが、
係の先輩お母さんから、運営について丁寧にレクチャーを受けました。
絵本読み聞かせが始まる目印の手作りの看板。
ふと「看板はどうやってかけるんだろう?」と思っていたら、けやきの木の皮が少しめくれて尖っている部分がフック代わりに。
先輩お母さん達の手際の良さと、自然を活かした工夫に、密かに感動しました。

読み聞かせのスタイルは人それぞれ。
階段に座る観客の子どもたちの前で、役者のように読むお母さんもいれば、ぎゅっと寄り添いながら、一対一で読んであげる姿も。
実は、恥ずかしがり屋な娘も、お友だちのお母さんの足元で、まさに身を寄せ合って読み聞かせをしてもらっており、とても微笑ましく思いました。
同じ絵本でも、声のトーン、間の取り方、表情…読み手によって全然違うのが面白くて、大人の私も思わず聞き入ってしまいました。
風の気持ちいい初夏の朝、けやきの木の下で読む絵本のページが、優しくめくれていく時間。
この幼稚園に入園して、本当によかったなぁ~と、しみじみ感じました。
読み聞かせは通年の活動です。
夏の暑さ、冬の冷たさにも負けず、子どもたちは変わらぬまなざしで絵本を楽しみにしてくれるとのこと。
「今年もお互い声をかけあって、続けていきたいね!」と話す先輩お母さんの言葉に励まされながら、一年を通して移り変わる自然とともに、この時間を楽しんでいきたいと思っています。
年中組保護者E.A