息子の幼稚園を決める際、園庭に一目惚れして絶対美登里幼稚園に通いたい!と意気込んだものの、少し遠いところに住んでおり、さらに4月に次男が誕生する予定の我が家は3年間通えるのかなと悩んでいました。
家族から「サポートするよ!」と言ってもらえたこと、やっぱりあの素敵な園庭のある美登里幼稚園に通わせたい!という思いから願書を出し、無事に合格して通えることが決まりました。
そして、迎えた4月。
次男を出産し、退院した数日後が入園式だったため、残念ながら私は参加することができませんでしたが、緊張した面持ちでパパと入園式に向かう姿をとてもよく覚えています。
パパの育休が終わるとベビーカーに生後1ヶ月の次男を乗せて片道徒歩30分ちょっとかけて通う生活が始まりました。1ヶ月ちょっとの慣らし保育期間は家に戻らずに近所をお散歩してお迎えに行くという日々が続き、特に大変だったのを覚えています。 次男が自転車に乗れるまでこの生活なのか、、と気が遠くなりそうな心が折れてしまいそうなときもありました。
また、長男はのんびりマイペースで自分の気持ちを伝えるのもドキドキしてしまうタイプです。
みどり組の1学期の個人面談では「小学生に向けて〝自分の気持ちを伝える〟というのが息子の課題だなと感じています」と先生にお話すると「幼稚園生活の中で見守っていきますね」と優しい言葉をかけてくださいました。
2学期の個人面談では「大勢の前で自分の気持ちを伝えるのは苦手ですが少人数のグループのときはお話できていますよ」とお伝えしてくださり、3学期の個人面談では「Hくん自分の気持ちを伝えるのが上手になりましたよ!どうしても言えないときは私のことを見つめてくれるのでそんな時は私から声をかけてお話すると気持ちを伝えてくれるんです」と笑顔でお話してくださいました。
どんな時も息子のペースを大切にしながら、不安に思う私の気持ちにも寄り添ってくださり、この幼稚園に通えて良かったなと改めて感じました。
そして、魅力的な自然いっぱいの園庭!
泥だらけになって持って帰ってきた茶色い洋服たち、毎日靴から大量の砂が出てきて掃除をしてもしても砂まみれになる玄関、今日はこんな生き物を見つけたよ!木登りしたんだ!とキラキラした目で話してくれる息子を見て「あ〜、今日も沢山遊んだんだな」とほっこりした気持ちになりました。
これをしたい!それはダメ!という会話がないのもすごいなと感じます。もちろん危ないことは危ないよと教えてくれますが、どうしたらやりたことができるかな?と子どもたちに問いかけてくださり、子どもたちだけでは解決が難しいときは一緒に考えて子どもたちが納得できる答えへと導いてくださいます。
入園したては園庭で遊ぶお友だちを窓から眺めて過ごしていた息子も今では登園するとすぐにお友だちと遊ぶために支度をしに行き、私のバイバイが聞こえていないのかなと思うほど。
そんな息子を成長させてくれた日々の幼稚園生活はもちろん運動会やページェントなど様々な行事を通して沢山の経験ができたこと、先生方やお友だちと過ごす日々は人生の賜物だなと思います。息子は幼稚園の先生やお友だちが大好きです。
卒園はとても寂しいですが、美登里幼稚園での出会い、思い出を大切に4月からの小学校生活を迎えようと思います。
年長組保護者 N.M


