10月13日、創立記念日お祝いの会が催されました。
何が始まるんだろうとドキドキした表情で、子どもたちが礼拝堂へ入ってきます。
はじめに静かに手を組んでお祈り。お休みの子や卒園生の方々へも祈りを捧げます。
その後、講壇の大きなロウソクにあかりが灯され、バースデーソングが流れました。「お歌もロウソクの火もとってもきれいだったね」との優しい先生のお声に、うん、うんと頷く子どもたち。
続けて、園長先生が紙芝居「みどりようちえんのおはなし」を読んでくださいます。
「昔々、アメリカの教会の人たちが神様の教えを伝えようと……」そして、子どもたちが安心して遊べる場として幼稚園が誕生し、若い命がすくすく育つようにとの願いを込めて「みどりようちえん」と名付けられたこと、大地震や戦争などの苦難に遭ったときも、神様のお導きや先生と親たちの尽力によって、いくたびも園が立ち直ってきたことが語られます。
最初は難しそうとキョロキョロしていた子もいましたが、園長先生が噛み砕いて伝えてくださる「大変なことが起きても神様が見守ってくださっている」というメッセージを、子どもたちがひたむきに理解しようと耳を傾けてゆくのが感じられました。
さて、保護者有志による歌と合唱のグループ、「ヴェルデ」のコンサートの始まりです!
ヴェルデの皆さんが入場すると、自分やお友だちのお父さんお母さんの登場に、子どもたちは手を振ったりと大興奮。
指揮者さんが「今日は誰のお誕生日かな?」と問いかけると、「幼稚園、だよね」とざわざわ。
曲目は「おたんじょうびの歌」「みどりようちえんの歌」「にじのむこうに」「勇気100%」、堂内に温かな歌声と子どもたちの愛らしい歓声が響きます。
最後の「勇気100%」の前には、「どんなことがあっても勇気を持って色々なことを乗り越えられるよ。私たちも勇気を持って歌うから、みんなも勇気を出してね」とお話がありました。
じっと聴き入る子、「これ知ってるよ!」と元気いっぱい歌い出す子、振り付けに合わせて生き生きと体を動かす子など、様々な姿が見られました。
子どもたちなりにお祝いの気持ちを分かち合えたのではないでしょうか。入場時の緊張ぎみの面持ちとは打って変わり、頰を紅潮させ、目をキラキラさせながら礼拝堂を後にする子どもたちが印象的でした。
美登里幼稚園という尊い場がこれからも大切に守られてゆきますよう、心よりお祈りいたします。
広報係 S.M A.M