おひさまがなかなか見えない雨の多い10月になっていましたが、子供たちの願いが届いたのか、本日はおひさまが元気に顔を出してくれ、絶好の遠足日和となりました。もも組の子供たちは初めてバスで遠出します。おいもほり自体が初めての子供たちもたくさんいたことでしょう。
行きのバスでは親子で自己紹介と、袋の中身は何だろう?ゲームをして過ごしました。いつもより早起きで眠そうだった子供たちも、目をぱっちりと開けながら自分達が今好きなことをマイクに向かって懸命に説明してくれました。
1時間半ほどで農園に到着しました。一面に広がる畑を見た子供たちはこれから何をするのか、わくわくが止まりません。広場に荷物を置いて、早速おいも袋を持っておいもほり場所に向かいます。
予習のために絵本「おいもさんがね‥」をしっかり読み込んできた私たち親子は、地面上の長い草の茎をよいしょよいしょ、と引っ張っておいもさんを採るものだと思っていましたが実際は違いました。おいもさんがいそうな場所の土を掘ってみて、眠っているおいもさんを見つけて掘り出してあげるのです。
土を懸命に掘り進め、眠っているおいもさんを見つけた時には子供たちは大喜び。ただ少し見えただけではびくとも動かないので、さらに周りを掘り進めていきます。ところが一緒に眠っているおいもさんは1人ではありませんでした。たくさんたくさん、みんなで寄り添っているのです。そこにお母さんお父さんも加わって、大きく大きく土を掘っていきます。すると…
たくさんのおいもさんたちが一度に顔を出してくれました!こんなに大きく複数のおいもさんが土の中にたくさんたくさん眠っていました。子供たちはすぐさま次のおいもさんたちを探しに土掘りを開始します。
そうしているうちに、芋掘りの時間はあっという間に終わってしまいました。子供たちはどろんこのお顔で、「こんなに大きいおいも見つけた!」「わたしのおいもさんはねずみさんみたい!」「このおいもはお父さんで、このおいもは私!」自分の立派なおいもさんをお友達と見せ合いっこしていました。
どの子供たちのおいも袋もぱんぱんで、自分では重くて持てないのでお母さんお父さんが運びます。しかし、き組やみどり組さんたちは、ぱんぱんのおいも袋を自分達でバスまで運んでいました。「よいしょ、よいしょ」「がんばれ、がんばれ」思わず掛け声が出てしまう光景でした。
おいもほりのあとはみんなでお昼ごはんとおやつを食べ、バスに乗って帰路に向かいます。行きのバスでは元気いっぱいだった子供たちも、帰りはうとうとしている子供もちらほら。
あっという間の遠足でしたが、「おいもさん楽しかったね〜」と笑顔で振り返る子供たちをみて、とてもとても良い体験になったんだと確信しました。
来年はお父さんお母さんは一緒に行けませんが大丈夫かな?自分でおいも袋を運べるかな?それまでにおいもをいっぱい食べて大きくなろうね。
広報係T.I.