白熱した運動会〜みどり組編〜

おしらせ/幼稚園の生活

今年も感染症拡大防止のため、学年毎に分けて実施することになりました。

みどり組(年長組)は、リレー・棒引き・親子騎馬戦をグループ対抗で行います。

その決戦のために、きりグループとけやきグループは何度も練習試合をしてきました。そして練習試合の後に必ずグループ内で話し合う機会を先生が作ってくださり、子ども達自身で話し合いをしていました。リレーのチーム分け方法まで子ども達で話し合いをして決めたようです。

負けが続いていた我が子はお迎えに行くとしょんぼり・・・
していたのも束の間、「どうやったらリレーで勝てるかを話合う約束をしたから考えなきゃ!」と意気込みながらお兄ちゃんに聞いたり、オリンピックのリレー動画を見たりして我が子なりに研究をしていました。年少組のときは「かけっこ」が怖かったらしく、泣いて走れなかった我が子がまさかこんなに変わるなんて・・・。我が子の成長に夫婦で喜び、応援しました。

もちろん、練習の段階で気持ち的に乗らない子もいるようです。
しかし、先生は「無理矢理『頑張ろう!』と手を引っ張るのではなく、その気持ちも受け止めたい」とおっしゃっていました。先生のそういう姿を見ているからでしょうか・・・
勝負にすごくこだわっている子ども達のことだから、ピリピリして気持ちの乗らない子のことを悪く言う子も出てくるのではないかと思っていたのですが、友達を責めている姿は見ませんでした。グループが負けて悔しくて大泣きしても、誰かのせいにすることなく前向きなんです。そんな子どもたちを見て、準備の段階からこんなにいい経験をさせていただけるなんて・・・と感激してしまいました。

子どもも保護者も指折り数えて楽しみに待っていた運動会当日。
今年は珍しく9日当日に爽やかな秋晴れとなりました。
保護者の有志による、生演奏のファンファーレがドラマチックに鳴り響き、いよいよ本番です。

音楽に合わせて体操した後は棒弾きです。
5本の棒を多くとったグループの勝ち。
練習のときは数本の棒にお友達が集中してしまったため、話し合いをして取りに行く棒を決めたようです。

いけいけ〜!!!
保護者の応援にも熱が入ります。
女の子も・・・

男の子も・・・

最後まで諦めない粘り強さに観客はみな感動!!!!
「こんなに激しいなんてびっくり!」と驚きを隠せない保護者もいました。

親子競技の騎馬戦。

こちらもそれはもう・・・熱い戦いでした!!!!
必死に動き回るパパやママ。
そのパパやママにしがみつく子どもたちの楽しそうなこと!!!
なんときりGとけやきG男女ともに引き分けという奇跡が起こりました・・・

そして最後はグループ対抗リレー!
きりG、けやきGそれぞれ2チーム作り、チーム1同士、チーム2同士がそれぞれが競いました。

子ども達が一番勝ちたかったリレー。

その想いがとても強かったので、緊張で押しつぶされて走れない子が出るかもしれないな、と心配していたのですが杞憂に終わりました。

全員がしっかり最後まで一生懸命走っていました!!!!!
みんな必死。でも楽しそう。みんないい表情なんです。

大いに盛り上がった接戦の末、チーム1はきりGが、チーム2はけやきGが勝利しました。
勝ったチームはもう大喜び!!!

負けたチームはもうがっくり・・・
特に負けたチームのアンカーの子どものショックは大きく、泣き崩れていました。
相手チームのアンカーがゴールするのを見ながら最後まで走るのは辛過ぎる・・・
でもそんなアンカーの子どもに、担任の先生はすぐに駆け寄り、しっかりと抱きしめていました。

「よくがんばったね。ありがとう!」

そう言いながら、悔しくて泣きじゃくるアンカーの子に寄り添っていました。
それを見た保護者の目にも涙涙・・・

勝ったチームにも、負けたチームにも、観客全員から大きな大きな拍手が送られました。
我が子のチームは棒引きもリレーも負けました。

運動会から数日経ってもまだ、

「もう一回棒引きとリレーやりたい!今度は勝ちたい!」

と言って泣くことがあります。
でもその度に、「幼稚園でなんていい経験をさせていただいたんだろう」と心から感謝の気持ちが湧いてきます。
子どもだけではありません。保護者も素晴らしい運動会を経験させていただきました。
心から、ありがとうございました! (広報係  T)