夏の思い出

保育園の生活

 今年の夏は、小さな命との出会いを感じました。

 子どもたちは、保育園の花壇や庭の端っこで虫を探すのが大好きです。春から、ありやダンゴムシやカエル、ミミズ、くも、てんとう虫を見つけては、「いたよ」と保育者の手を引いて伝えたり、じっと動かずしゃがんでみたり、手に取る子どもや、時には踏んでみたりと様々でした。保育者は、先回りはせずにまずは、一緒に見ながら共感していきました。

 そのうち、つぼみ組が育てているきゅうりやナスにちょっと毒々しい幼虫を見つけました。玄関前のレモンの木に来るアゲハ蝶の青虫を毎朝見ていて知っている子どもたちは、「なんだろう」と不思議がります。危険を察知したのか触れようとしません。野菜につく蛾の幼虫なのですが、ここで保育者の出番です。

 「お部屋に連れていってお世話をしようか。」飼育ケースに入れてみました。飼育ケースをみながら「何たべるかな?」図鑑をみながら「これかな?」と数人で頭を突き合わせていました。そのことを知った保護者の方からも、幼虫図鑑をいただき、ますます興味関心が深まっていきました。最後までは育たなかったのですが、実際に見て、感じて、経験することは、この乳児保育の時期から培われていきます。虫を踏んでいた子どもも、この虫にも小さな命がある事を知り、自分が大切にされているように、命あるものを大切にできる人になっていくと信じています。

 保育園の子どもたちは、日々の変わらない毎日の中で、遊びながら風や季節を感じ、生きる力を育んでいます。

【つぼみぐみ】

小さな種をまいてなにがでてくるかなと楽しみにしてきたつぼみぐみの子どもたち。
たねはどんどん成長して大きな大きなひまわりの花を咲かせました。
ひまわりと背比べをし、保育者に抱っこされながらひまわりにタッチ!
嬉しいひと時を過ごしました。

「お顔よりもおおきいね!」と葉っぱの大きさにも目を丸くして驚いていました。
葉っぱをとってみるとすぐに傘に見立てる子どもたち。
お庭行くとシャワーホースの雨が降っていたので葉っぱの傘をさして「♪あめあめふれふれ~」と歌いながら心地よく遊ぶつぼみぐみさんでした。

【ふたばぐみ】

テラスでお水遊びをするふたば組さん。
ジョウロの中にお水を入れて何度もジャーっと流す子どもたち。お水をかけるとクルクル回る玩具にじーっと夢中になっていました。
ちゃぷちゃぷと水の気持ちよさ不思議さをお友だちや保育者と一緒に存分に味わっていました。

【たねぐみ】

たねぐみさんは初めての水遊び。ジョウロからちょろちょろと流れるお水にそっと触れてみたり、ちょこんと座りながら小さなタライに手を入れてお水の気持ちよさを味わいながらゆったりとした時を過ごしました。

◎すいかわり

みんなですいかわりを楽しみました。
気合いを入れて前に出てくる子、ちょっぴりドキドキする子、お友だちの応援をする子など、それぞれにすいかわりを楽しんでいました。

えーい!と力強く叩くつぼみぐみさん。見事当たると歓声が響き渡っていました。

ふたばぐみさん、たねぐみさんも挑戦しました♪ 

赤と黄色の2種類のすいかをいただきました。おかわりもできて喜ぶ子どもたち。とってもおいしかったですね!